「主イエスの洗礼」
マルコによる福音書1章9~11節

（１）バプテスマのヨハネ
　メシア（キリスト）の道備えのためにヨハネは悔い改めのバプテスマ（洗礼）を人々に授けていました（4）。多くの人々が訪れていましたが、自分の罪を告白した者に洗礼を授けていました（5）。イエス様も洗礼を受けるためにヨハネのもとを訪れました。

（2）主イエスの洗礼
　イエス様は罪のないお方ですからバプテスマを受けられる必要はありませんでしたが、私たちがその足跡にならうようにと受けられたのです。それはご自身の「神の子」としての権威ではなく、神様に従うゆえに与えられる権威によって歩まれることを表したものです。イエス様は悪魔から「神の子であるなら」と試練を受けられました（マタイ4章等）が、み言葉によって勝利されました。

（3）愛する子
　「すると天から声があった、「あなたはわたしの愛する子、わたしの心にかなう者である」」（11）。
　神様はイエス様を「愛する子」とよばれました。私たちはその神様のひとり子であるイエス様の十字架の死によって、罪赦され神様の前に生きるものとされています。今、私たちはイエス様のように神様の愛する子とされているのです。
　私たちも自分の力で歩もうとするのではなくイエス様のように天からの力をいただいて神様の御心を行う者とされたいと願います。

（4）荒野の試練。
　イエス様は聖霊に導かれて荒野で試練に遭われました。イエス様はそこでみ言によって勝利を得られました。私たちも苦しみや試練に遭遇する時、聖霊の御力をいただいてみ言によって勝利を得るものとなりましょう。