「命の息」
創世記2章4~25節
(1)天地創造。
1章ではすべてのものが神様によって秩序をもって創造されたことに焦点が当てられ、2章では人間の創造に焦点を当てて記されています。神様はこの世界をことばによって創造されました。今の見える世界はすべて見えないものによって創られ支えられているのです。
(2)命の息。
「主なる神は土のちりで人を造り、命の息をその鼻に吹きいれられた。そこで人は生きた者となった」(7)。
神様は人を土から造られましたが、命の息を吹き込んで命あるものとされました。これは、私たちが神様と交わりを持つ者として初めから造られていることを描いているものです。
また神様は人にエデンの園を管理する働きを備えられました(15)。人はこの世界をよりよく管理する使命が与えられているのです。
(3)主の命令。
「善悪を知る木からは取って食べてはならない。それを取って食べると、きっと死ぬであろう」(17)。
神様は善悪を知る木の実を食べることを禁じられました。これは人がただ単に善悪を知ることが悪いと言っているのではありません。この命令の目的の一つは人が神様と正しい関係を築くためにあります。もしこの命令がなければ罪は起こりえませんが従わないという自由もないのです。神様と人が従属という関係を超えて信頼関係を築くために必要なことだったのです。
またもう一つの目的は神様を離れて善悪を知ることのないためでした。つまり神様のみこころではなく自分勝手に良いことと悪いことを判断するようにならないためでした。
私たちは再びイエス様によって主に生きる者と変えられています。日々イエス様によって神様との交わりを頂き主のみこころを行う者とされたいと願います。