「信仰による生涯」
へブル人への手紙11章17~31節
(1)アブラハムの信仰。
イスラエル人の先祖であるアブラハムは75歳の時、神様からの約束の言葉を信じて住んでいたハランを出てカナンの地に向かいました(創世記12章)。アブラハムは、約束の言葉通りに100歳の時イサクを授かりました。しかしそのイサクを神様はささげるように命じました(創世記22章)。アブラハムはその約束を反故にするような神様の命令に対して従い通しました。「彼は、神が死人の中から人をよみがえらせる力がある、と信じていたのである。だから彼は、いわば、イサクを生きかえして渡されたわけである」(19)。それはアブラハムが、神様が人知を超えてみ言葉を実現してくださることを信じていたからです。
(2)モーセの信仰。
モーセは両親の信仰によって生かされ、奴隷となっていた同胞のために王子の位を負われることになりました。モーセは見えないかたを見るようにして、イスラエルの民をエジプトからカナンの地に導きました。
(3)ラハブの信仰。
エリコに住んでいいた遊女ラハブは、イスラエルの神が真の神様であることを知って敵であるイスラエル人の斥候をかくまいました(ヨシュア記2章)。そのことによってラハブは守られダビデの先祖となったのです(マタイ1:5)。
わたしたちもアブラハムのように見ないで信じる信仰をいただいて主と共に生涯を歩み通すものでありたいと願います。