「主イエスの宣教」
マタイのよる福音書4章12~17節
(1)主イエス、ガリラヤへ。
イエス様は洗礼を受けられ、聖霊に導かれて悪魔の誘惑にあった後、ガリラヤへ移動されました。バプテスマのヨハネが捕われたためと記されていますが、これはご自分の身の危険を感じて移動したということではありません。ヨハネを捕えたヘロデはガリラヤの領主でありましたからむしろ危険になることでした。
イエス様はメシヤ(キリスト)の道を備えるヨハネが捕らえられたことによってイエス様ご自身が福音を宣べ伝える時が来たのを知られたのです。
(2)預言の成就。
ここでマタイはイエス様がガリラヤで働きを始められたことをイザヤの預言が成就したことであると記しています。イザヤは、ガリラヤに暗闇の中を歩んでいた人々のため、光であるキリストが与えられることを預言しました(イザヤ9:1~7)。
神様は暗闇の中にいる人々のことを愛してみ言葉の成就としてひとり子であるイエス様を遣わされたのです。
(3)主イエスの宣教。
「この時からイエスは教を宣べはじめて言われた、「悔い改めよ、天国は近づいた」」(17)。
イエス様は、イエス様によって天国(神様のご支配)が来たことを示され、悔い改めるように勧められました。イエス様ご自身も、神様の子でありましたが、神様のみ旨に従われ、いつも祈り、み言葉と聖霊に導かれるままに歩みをされました。
私たちも今神様の愛の中に生かされていることを感謝し、日々神様に立ち返って主の証し人として歩む者でありたいと願います。