「先駆者ヨハネ」
マタイによる福音書11章2~14節
(1)獄中のヨハネ。
バプテスマのヨハネは人々に悔い改めの洗礼を授けていましたが領主のヘロデによって囚われの身となっていました。そのような中でキリストとして悪しき者を裁こうとしないイエス様について疑問に思うようになりました。そこで弟子を使わして「『きたるべきかた』はあなたなのですか。それとも、ほかにだれかを待つべきでしょうか」と問いかけました。
ヨハネは一人で思い悩んでいたのでイエス様が分からなくなってしまっていたのです。
(2)主を見る。
そこでイエス様はヨハネの弟子たちに主について見聞きしていることを伝えるように述べました(4)。そして聖書(イザヤ書35章5,6節)を引用されて、イエス様によってみ言葉が成就していることを示しました(5)。
(3)先駆者ヨハネ。
「『見よ、わたしは使をあなたの先につかわし、あなたの前に、道を整えさせるであろう』と書いてあるのは、この人のことである」(10)。
イエス様はバプテスマのヨハネを預言者以上の人物であると紹介し、聖書(マラキ3:1)を引用されてキリストが来られる道を整えるものであることを示されました。しかし、そのヨハネであったとしても現実に押しつぶされそうになる弱さを持っていたのです。
私たちも現実に振り回されやすいものですが、主を見てみ言葉に立って歩むものでありたいと願います。