鳥取信和教会
「主の来臨の希望」
イザヤ書2章1~5節

(1)預言者イザヤ。
 イザヤは紀元前8世紀に活動した預言者でした。預言者として召された時、南ユダ王国はウジヤ王の死直後で繁栄していましたが、後代になるとアッシリヤなどの大国によって滅亡の危機に直面するようになりました。そのようなだんだんと暗い影が差していくような時代の中でイザヤは聞いても悟らない民を前にしながら救い主(メシヤ)の到来の預言をしました。

(2)終わりの日。
 「さあ、われわれは主の山に登り、ヤコブの神の家へ行こう。彼はその道をわれわれに教えられる、われわれはその道に歩もう」(3)。
 イザヤは終わりの日に救い主が起こり、すべての国民が主のもとに来ることを示しました。まず大切なこととしてユダヤ人だけでなく、すべての民にとっての救い主が生まれると記されていることです。終わりの日に主によって神様との平和が与えられ、違いを超えてすべての民が一つとされる時が来るのです。

(3)主の光に歩もう。
「ヤコブの家よ、さあ、われわれは主の光に歩もう」(5)。
 イザヤは日常の生活が送れなくなるような困難な時代において終わりの日、主が来られる日が近づいているという希望を見出し、主の光のもとに歩むように勧めました。
 私たちも下を向くのではなく、日々主を見上げてみ言葉をいただき光に照らされて歩む者でありたいと願います。
Copyright©Tottori Shinwa church,all rights reserved.