「主の言葉」
エレミヤ書36章1~10節
(1)主のみ旨。
「ユダの家がわたしの下そうとしているすべての災を聞いて、おのおのその悪い道を離れて帰ることもあろう。そうすれば、わたしはそのとがとその罪をゆるすかも知れない」(3)。
主は預言者エレミヤを通してユダに対してネブカデネザルによる裁きの言葉(25章等)を告げました。けれどもそれは主が滅ぼしたいと思っておられたのではなく、ユダの人々が主に立ち返って生きるためでした。主は人々を強制的に従わせることはせずに、人々が自ら悔い改めることを願っておられたのです。
(2)人々の反応。
エレミヤは口述筆記していたバルクを遣わして主のみ言葉を伝えました。主の言葉にたいして宗教改革をしたヨシヤ王の時代から仕えていた人々などは恐れを抱きました(16)が、エホヤキム王をはじめとした国の指導者たちは記された書物を燃やしてしまいました。彼らは自分たちの知恵や力でバビロンに対抗できると思って、立ち返ることをしませんでした。
(3)主の言葉
主は悔い改めない人々を知って裁きの言葉を告げました(31)。けれども主はエレミヤに対してなお人々が悔い改めることが出来るように焼かれた書物と同じ言葉を記すように告げておられます(28)。そのように、主はなお人々に預言者を遣わし、さらにはひとり子であるイエス様まで遣わして立ち返るように招いておられます。
今なお語りかけて下さる主の前に日々悔い改めて立ち返る者でありたいと願います。