「主イエスの葬り」
ルカによる福音書23章44~56節
(1)百卒長の告白。
主イエスは神様にゆだねて息を引き取られました(46)。
「百卒長はこの有様を見て、神をあがめ、「ほんとうに、この人は正しい人であった」と言った」(47)。
その中で十字架のイエス様の姿を見ていた百卒長が「ほんとうに、この人は正しい人であった」と告白しました。主イエス様のとりなしの祈り、犯罪人の赦し、最後の姿を見た百卒長は心が変えられ主を信じる者とされたのです。
これはイエス様の与える救いがユダヤ人だけでなく、すべてイエス様を信じる者に及ぶことが証されています。
(2)アリマタヤのヨセフ。
アリマタヤのヨセフがイエス様のご遺体を引き取りたいと願い出たことが記されています。彼は議員ではありましたが、イエス様を信じ身の危険があるなかでも大胆にピラトに申し出ました。そして、イエス様を自分の所有している墓地に丁重に葬りました。
イエス様に従っていた女性たちも墓地まで行って見、安息日になる前に葬りのための香料などを用意しました。
(3)主イエスの葬り。
「イエスと一緒にガリラヤからきた女たちは、あとについてきて、その墓を見、またイエスのからだが納められる様子を見とどけた」(55)。
イエス様は私たちを救うために神のかたちを捨てて人となってくださり、罪人として十字架で裁かれ死んで墓に葬られました。
イエス様は私たちの苦しみを知ってくださる方です。私たちも女性たちのように苦しみの中でも主イエスの後に従い復活を体験する者とされたいと願います。