鳥取信和教会
「主イエスのとりなし」
ルカによる福音書23章27〜38節

(1)主イエスの勧告。
 イエス様は嘆き悲しみ女性たちに対して悔い改めるように勧められました。イエス様は先に預言されていた(21章)ようにエルサレムの崩壊の時が来ることを知って、特に弱い女性たちに対して、聖書(30、ホセア10:8)を引用されて、主に立ち返るように勧められました。

(2)主イエスのとりなし。
 「父よ、彼らをおゆるしください。彼らは何をしているのか、わからずにいるのです」(33)。
 イエス様は十字架につけられた時、イエス様を十字架につけた人々のために祈られました。イエス様を十字架刑につけることは、祭司長たちにとって偽キリストを裁くことで、ローマ人にとってはローマに対する反乱者を裁くことでした。彼らにとっては正義を行うことでした。けれどもイエス様は「何をしているのか、わからずにいる」ととりなしてくださったのです。

(3)主イエスは王。
 イエス様の罪状は「ユダヤ人の王」でした。王は、一般的に権力をもって人々を支配する者です。けれども「彼は他人を救った。もし彼が神のキリスト、選ばれた者であるなら、自分自身を救うがよい」の嘲りの言葉が逆説的に示すように自分のためではなく人々を救うためにイエス様はこの世に来て十字架にかかってくださったのです。今もイエス様は天の右の座において私たちのためにとりなしておられます。
 私たちは日々悔い改めてイエス様の前に立ち返る者でありたいと願います。
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