「復活の主イエス」
ヨハネによる福音書20章1〜18節
(1)空虚な墓。
マグダラのマリヤをはじめ女性たちはイエス様のご遺体に香料を塗るためにお墓に行きました。そこでイエス様のお墓が空であることを知ったマリヤはペテロともう一人の弟子に声をかけました。彼らがお墓に行くと亜麻布だけで空っぽでした。マリヤやペテロたちも「死人のうちからイエスがよみがえるべきことをしるした聖句を、まだ悟って」いませんでした。
(2)マグダラのマリヤ。
マグダラのマリヤはイエス様の十字架の死を目の前に見、ご遺体が無いということで悲しみに沈んでいました。そこで最初に二人のみ使いが現れ声をかけ、その後イエス様が声をかけられました。
けれどもマリヤはイエス様だと気づくことが出来ませんでした。マリヤは絶望と失望のあまりにみ言葉を忘れ、イエス様を見出すことが出来ず下を向いていたのです。
(3)復活の主イエス。
復活の主イエス様は気づくことが出来ないマリヤに「マリヤよ」と親しく声をかけられました。そこでマリヤは振り返ってイエス様を見出し、先生と応答しました。
「ただ、わたしの兄弟たちの所に行って、『わたしは、わたしの父またあなたがたの父であって、わたしの神またあなたがたの神であられるかたのみもとへ上って行く』と、彼らに伝えなさい」(17)。
イエス様は天に昇ってとりなすために神様の右の座につくことを示されました。私たちはイエス様の兄弟として神様を父と呼ぶ者とされ、イエス様のとりなしによって私たちの祈りも聞かれていることを教えておられます。
私たちもマリヤのようにいつもイエス様のほうに目を向けて祈ってみ言葉をいただき、主を人々に証する者でありたいと願います。