鳥取信和教会
「真理につく者」
ヨハネによる福音書18章28〜40節

(1)祭司長たち。
 イエス様を有罪に定めた祭司長など議会の人々は、死刑にするために総督のピラトのもとに赴きました。ピラトと議会の人々は普段は対立していたので、ピラトは何か含みがあるのではないかと思って尋ねました(29)。
 祭司長たちは死刑にする権利がないのでピラトに訴えたことを告げました。祭司長たちは汚れないために異邦人であるピラトの官邸に入りませんでしたが、内側の汚れ、偽証については気にしませんでした。

(2)真理につく者。
 総督のピラトはローマに対抗するためにユダヤ人の王を騙っているとして訴えられたイエス様に尋問しました。イエス様は「わたしの国はこの世のものではない」(36)と告げられました。イエス様は目に見えるものではなく見えないところで働いておられることを示されたのです。
 「わたしは真理についてあかしをするために生れ、また、そのためにこの世にきたのである。だれでも真理につく者は、わたしの声に耳を傾ける」(37)。
 イエス様は目には見えない神様を信仰の目をもって見、み言葉の真理に耳を傾けるように示されました。

(3)許された者。
 イエス様の答えを聞いて無罪としたピラトでしたが、その当時慣習になっていた過越祭において犯罪人の一人を釈放する人物としてイエス様を選ぶか尋ねました。人々はそれに対して強盗であったバラバを許すように求めました。イエス様はバラバの身代わりとして十字架に死に引き渡されたのです。これは私たちの罪の身代わりとしてイエス様が死んでくださったことを証するものです。
 私たちは目に見えるものに振り回されるのではなく、今も天の右の座においてとりなして下さっているイエス様に目を留め、み言葉に力を与えられ証人として歩むものでありたいと願います。
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