「主のとりなし」
ルカによる福音書22章24〜34節
(1)誰が偉いのか。
イエス様がご自分を過越の小羊として人々に与えられるしるしとしての聖餐を受けたにも関わらず、弟子たちは誰が一番偉いか争っていました。これはイエス様が仰った裏切り者が誰かというところから発展したものでした。弟子たちはイエス様が話されたみ言葉を心にとめることが出来なかったのです。
(2)忍んでくれた人たち。
イエス様はその弟子たちにイエス様のように仕える者となりなさいと話されました(26)。そしてイエス様は試練を最後まで忍んだ弟子たちに神の国の働きをゆだねることを示されました(29)。
実際には弟子たちはイエス様が捕らえられ十字架につけられる時には一部の人々を除いて離れ去っていました。けれどもイエス様は、イエス様の贖いのゆえに神様に従い通した者として認めてくださったのです。
(3)主のとりなし。
「しかし、わたしはあなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈った。それで、あなたが立ち直ったときには、兄弟たちを力づけてやりなさい」(32)。
イエス様は三度イエス様を否んでしまうペテロをはじめ弟子たちのことを覚えてとりなし祈ったことを示されました。そして弟子たちが立ち直ることを約束されました。弟子たちの弱さをイエス様は担って赦して下さったのです。
私たちもイエス様の愛の招きに応答してどんな時でも主の前に立ち返る者でありたいと願います。