「レプタ二つの献金」
ルカによる福音書21章1〜4節

（１）主イエスの目。
　イエス様が宮にいる人々に目を留められています。イエス様の目と私たちの目には違いがあります。私たちは外側しか見ることが出来ません。例えばお金持ちが立派な服を着て敬虔深く多くの献げものをしているのを見たら素晴らしい信仰者だと思っています。しかし、イエス様はその人の事情・境遇、そして心の奥底まで見て下さるのです（4）。

（２）一人のやもめの信仰
　一人のやもめがレプタ二つを献金しました。レプタはその当時の最低通貨でわずかな価値しか持っていませんでした。けれどもイエス様は「よく聞きなさい。あの貧しいやもめはだれよりもたくさん入れたのだ。これらの人たちはみな、ありあまる中から献金を投げ入れたが、あの婦人は、その乏しい中から、持っている生活費全部を入れたからである」（3，4）と評価されました。
　やもめは他の人からどう見られるか気にせず神様の前に出ていくことを喜びとし、貧しい中でも神様に感謝し、信頼して生活費全部を献金しました。
　私たちもやもめの信仰に倣って目に見えるものではなく、目に見えないもの、神様を第一にして歩むものでありたいと願います。