「見よ、神の小羊」
ヨハネによる福音書1章29節
(1)世の罪を取り除く神の小羊。
「その翌日、ヨハネはイエスが自分の方にこられるのを見て言った、「見よ、世の罪を取り除く神の小羊」(29)。
バプテスマのヨハネはイエス様が来られるのを見て「世の罪を取り除く神の小羊」と弟子たちに紹介しました。「神の小羊」は過越の犠牲の小羊(出エジプト記12章等)のことで、エジプトの民だけでなく本来ならイスラエルの民も災いに遭うはずが、犠牲の小羊によって過ぎ越されたことからきています。
過越の小羊ようにイエス様が裁かれるはずの私たちの身代わりとして犠牲になって罪を取り除いて下さることを表しています。それを聞いた二人の弟子はイエス様のもとを訪れました。
(2)何か願いがあるか。
イエス様は彼らに「何か願いがあるのか」(39)と尋ねられました。イエス様は、彼らが何を求めるか知っておられましたが、彼ら自身が何を求めているのか気づかせるためにあえて尋ねられたのです。彼らは問いかけられることによって自分が求めているものがイエス様であることを知りました。
(3)きてごらんなさい。
イエス様のもとにいることを求める彼らを覚えて、イエス様は「きてごらんなさい。そうしたらわかるだろう」と答えて下さいました。イエス様についていった弟子たちは、イエス様がキリスト(救い主)であることを教えられ、新しくされて主を証する者とされました。
私たちも罪を取り除いて下さるイエス様をいつも見て、イエス様を証しする者とされたいと願います。