「主の来臨の希望」
イザヤ書52章1〜10節
(1)シオンよ、さめよ。
イザヤは、苦難の中にあるイスラエルの民に主の慰めの言葉を語りました。
まず目を覚まして主が異教の人々から救われる時に備えて、罪から離れるように告げました。そしてエジプトで奴隷であった時に主が遣わされたモーセによって救い出されたように、主が救いをすでに始めておられ、今、目の前にある苦しみの中にも、主がおられることを示しました。
(2)よきおとずれ。
次にそのよきおとずれを人々に伝える者を主が喜ばれ、祝福しておられることを語りました。暗闇の中でも目を覚まして主を見ているならば、喜び歌うものとされ、主が共におられることを人々に証する者とされることを告げました。
(3)神の救いを見る
「主はその聖なるかいなを、もろもろの国びとの前にあらわされた。地のすべての果は、われわれの神の救を見る」(10)。
イザヤは紀元前700年ごろに活躍した預言者でしたが、この救いの約束のみ言葉を信じた人々は、バビロン捕囚などの苦しみの中でも、待ち望みつづけてイエス様が誕生される時を迎えたのです。
私たちも色々な苦しみの中でもイエス様の約束の言葉を信じて主の再臨の時、救いの日を待ち望むものでありたいと願います。