「信仰の戦い」
テモテへの第一の手紙6章1〜12節
(1)奴隷に対する勧め。
パウロはテモテに奴隷の信者に関する勧めをしています。今日の社会とは違いますので、そのまま適用することはできませんが、大事なことは人と接する時「神の御名と教とが、そしりを受けないため」の行動をするということです。
もう一つ大事なことは、主イエス・キリストにあるものとして互いに相手を尊重することです。
(2)信心があって足る。
エペソの教会に異端の人々がいました。彼らは信心が利益を得ることにつながると考えていました。彼らは金銭を得、豊かな暮らしができるから信じていたのです。
パウロは「しかし、信心があって足ることを知るのは、大きな利得である」と告げています。日々、今以上の豊かさを求めて歩むのではなく、今必要なものを与えてくださっている神様に感謝して歩むように伝えたのです。
(3)信仰の戦い。
「しかし、神の人よ。あなたはこれらの事を避けなさい。そして、義と信心と信仰と愛と忍耐と柔和とを追い求めなさい」(11)。
パウロは主イエスを信じて歩む時には戦いがあることを教えています。悪魔が働きかけて教会や人々の間に不和をもたらすようなことも起こってきます。そのような中で大切なことは最初に与えられた神様の愛に立ち返ることです。
私たちも日々主を求め、神様を愛し、隣人を愛するものとされたいと願います。