「主がお入り用なのです」
ルカによる福音書19章28〜40節
(1)エルサレム入城。
イエス様はエルサレムに向けて先頭に立って進まれました。イエス様にとっては十字架にかかる苦しみであったにもかかわらず、神様の御心を行い、人々を救うために進んで行かれたのです。
(2)主がお入り用なのです。
「もしだれかが『なぜ解くのか』と問うたら、『主がお入り用なのです』と、そう言いなさい」(31)。
イエス様は聖書のみ言葉(ゼカリヤ9:9,10)を実現するためにろばの子に乗って入城されました。弟子たちはローマの支配から解放してくださる救い主としてイエス様を迎え入れたのですが、イエス様はそのような弟子たちを主の証人として用いられたのです。弱いもの、足りないものを「主がお入り用なのです」とあえて選んでくださったのです。
(3)主の御名によってきたる王。
弟子たちはイエス様を詩篇118篇26節、ルカ2章14節を用いてさんびしました。弟子たちは本当の意味では分かっていませんでしたが、聖霊に導かれてイエス様を「家造りらの捨てた石は 隅のかしら石となった」(詩篇118:22)、そして神様との平和をもたらすお方として賛美したのです。
私たちも弱いものですが、「主がお入り用なのです」と選ばれていることを感謝し、主の証人として用いられたいと願います。