鳥取信和教会
「忠実な僕」
ルカによる福音書19章11〜27節

(1)神の国が到来する時。
 イエス様は、人々がローマを退けてイエス様を王とする神の国が今にも実現するように思っていたのでたとえ話をされました。ここではイエス様を王位を継ぐ人物として描き、イエス様の十字架の死と復活、昇天を王位をうけるために遠い国に旅立つと表現しています。イエス様がこの世におられない間、弟子たちに働きを任せられることを記しています(13)。

(2)忠実な僕。
 「主人は言った、『よい僕よ、うまくやった。あなたは小さい事に忠実であったから、十の町を支配させる』」(17)。
 働きを委ねられた十人の僕のうち二人は1ミナをそれぞれ10ミナ、5ミナに増やす働きをしました。そこで主人はよい、忠実な僕であると褒め、大いなる報いがあることを示しました。

(3)悪い僕。
 それに対して悪い僕は主人を厳しい方であると思って1ミナを失わないようにしまいこんでいました。そこで主人はその言葉によって裁くと言い渡しました(22)。イエス様は、どのような働きをしたかというよりも、どのようにイエス様を信じているかが問われると示しています。忠実な僕は主人、イエス様を愛なる方、失敗しても裁かない方であると信頼していました。そこで失って叱られる心配をせずに1ミナをそのまま用いることが出来たのです。
 私たちも愛なるイエス様を信じて、与えられているものを用いて主を証しする者でありたいと願います。
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