「ペテロの幻」
使徒行伝10章9〜23節
ペテロや他の使徒は聖霊を受けてイエス様を宣べ伝えていましたが、基本的にユダヤ人だけに伝えていました。
(1)ペテロの幻。
今日の箇所はユダヤ人であるペテロが異邦人のコルネリオに福音を伝えることになり、福音が異邦人に広まる大展開となったところです。
ペテロは皮なめしシモンの家で屋上に上がり祈っていました。そこで一つの幻を見ました。ユダヤ人にとって宗教的に汚れた生きものが入った入れ物が降りてきて「それらをほふって食べなさい」という声を聞きました。そこでユダヤ人であったペテロは食べることが出来ないと答えました。
(2)神がきよめたもの。
「すると、声が二度目にかかってきた、「神がきよめたものを、清くないなどと言ってはならない」」(15)。
神様は、それら生き物すべてをきよいもの、神様のものであると告げました。これは大切なことを伝えています。神様はすべての人をきよいもの、神様のものであると示されたのです(28)。
(3)主にある交わり。
ユダヤ人であるペテロは3人の異邦人を迎え入れ、その後百卒長のコルネリオの家に向い主にある交わりをしました。私たちもいろいろの違いがありますがお互いに主のものとされています。それを喜び、お互いに受け入れ主を中心として交わりを持っていくときに一つの民とされていくのです。
私たちはペテロやコルネリオにならってお互いに尊重しながら教会を築くものでありたいと願います。