「十字架の救い」
ルカによる福音書23章32〜49節
(1)十字架の赦し
「そのとき、イエスは言われた、「父よ、彼らをおゆるしください。彼らは何をしているのか、わからずにいるのです」。人々はイエスの着物をくじ引きで分け合った」(34)。
イエス様は十字架につけられながらとりなしの祈りをされました。イエス様は息をするのも苦しい中で祈って下さったのです。
十字架につけた祭司や律法学者たちは、偽キリストを十字架につける神様の御心にかなう(正しい)ことをしているつもりでした。けれどもイエス様は「彼らは何をしているのか、わからずにいるのです」とイエス様がまことの救い主であると知っていないために行った過ちであるととりなして下さったのです。
(2)十字架の救い。
イエス様の隣に二人の犯罪人がいました。一人はイエス様に悪口を言い続けましたが、もう一人はイエス様のとりなしの祈りを聞いてイエス様こそまことの救い主であると悔い改め、いさめました。
そして、自分の罪は赦される者ではないからと救いを求めずに「イエスよ、あなたが御国の権威をもっておいでになる時には、わたしを思い出してください」(42)とささやかな願いを申し出ました。イエス様はその犯罪人を喜ばれ、「よく言っておくが、あなたはきょう、わたしと一緒にパラダイスにいるであろう」(48)と救いを宣言されました。イエス様は、どんな者でもへりくだってイエス様を受け入れる者を喜んで救って下さる方なのです。
私たちも日々イエス様の前にへりくだってイエス様の救いに生きるものでありたいと願います。