「知恵を求めたソロモン」
列王紀上3章3〜15節
(1)主を愛するソロモン。
ソロモンはダビデとバテシバの間に生まれた子です。バテシバはダビデの家来ウリヤの妻であった女性ですが、ダビデが策略を用いウリヤを殺して結婚しました。 もし罪がなければ生まれなかったはずのソロモンでしたが、主が愛されて、長男ではなかったにもかかわらず、王に選ばれたのです。
ソロモンが主を愛する前に主が愛してくださったのです。
(2)主の問いかけ。
「あなたに何を与えようか、求めなさい」(4)。
神様は王となって不安に思うソロモンを覚えて顕れ、問いかけてくださったのです。神様は私たちの心の中まで知ってくださって顕れてくださる主です。
(3)知恵を求めたソロモン。
「それゆえ、聞きわける心をしもべに与えて、あなたの民をさばかせ、わたしに善悪をわきまえることを得させてください」(9)。
ソロモンは「聞きわける心」、「知恵」を求めました。前の箇所を見ますと既にソロモンは知恵ある者と見られていました(2:9)。しかし、今までの経験を通して自分にとってよいことを判断し計画するのではなく、神様にとって何が善いことで悪いことであるかを知るため幼子になって知恵を求めたのです。
私たちも日々神様の知恵を求めて神様の御心を行う者とされたいと願います。