「飼葉おけの救主」
ルカによる福音書2章1〜20節
(1)人口調査
皇帝アウグストが人口調査をするように命じました。そこでユダヤ人たちは自分たちの祖先がいた土地に帰って登録をしました。ヨセフとマリヤもナザレから先祖ダビデの町ベツレヘムに向かいました。
ナザレにいたなら祝ってもらえたはずですが、誰も知らない土地で邪魔者扱いを受けながら、イエス様はお生まれになったのです(7)。
(2)飼葉おけの救主。
「きょうダビデの町に、あなたがたのために救主がお生れになった。このかたこそ主なるキリストである。あなたがたは、幼な子が布にくるまって飼葉おけの中に寝かしてあるのを見るであろう。それが、あなたがたに与えられるしるしである」。
イエス様の誕生は、当時下に見られていた羊飼いたちに御使いを通して知らされました。「あなたがたのために」と言われているように弱い者のためにイエス様は生まれて下さったのです。
「飼葉おけの中に寝かしてある」のがしるしであると告げられています。イエス様は、きたない飼葉おけの中に来て下さったように、わたしたちの自己中心的な心のなかにも来て下さる方なのです。
(3)み心にかなう人々に平和があるように。
神様は、私たち一人一人をただ恵みによって「御心にかなう人々」として下さっています。私たちは、クリスマスの時だけでなく日々神様との交わりを持ち、隣り人と平和を築く者とされたいと願います。