「約束の日」
エレミヤ書33:1〜16
(1)わたしに呼び求めよ。
「わたしに呼び求めよ、そうすれば、わたしはあなたに答える。そしてあなたの知らない大きな隠されている事を、あなたに示す」(2)。
ゼデキヤ王のもと、囚われの身となった預言者エレミヤに神様が顕れ御言を告げられました。エレミヤはユダの滅亡を目の前にして、回復の御言を聞いても信じ切れずに一人思いわずらっていました。そのエレミヤに対して神様は「わたしに呼び求めよ」と語りかけられたのです。私たちも思いわずらいやすいものですが神様に心を開いて呼び求めるものでありたいと願います。
(2)破壊と回復の預言。
神様は、エレミヤに再びエルサレムの破壊と回復を告げられました。神様は「隠されている事」と仰っていますが、これはエレミヤが受け止めきれずにいたので改めて示されたのです。現実は、『それは荒れて、人もおらず獣もいない』(10)かもしれないが、それを越えて回復があることを、エレミヤが信じられるように神様は顕れてくださったのです。
(3)約束の日。
「主は言われる、見よ、わたしがイスラエルの家とユダの家に約束したことをなし遂げる日が来る。その日、その時になるならば、わたしはダビデのために一つの正しい枝を生じさせよう。彼は公平と正義を地に行う」(14,15)。
神様はエレミヤに約束を成し遂げる日が来ることを示されています。そしてダビデの末にメシアが来ること(エレミヤ23:5,6)を再び伝えられました。神様の約束を信じたエレミヤは立ち直って人々に御言を伝えました。私たちも神様の約束を信じて歩み、人々に主を証しするものでありたいと願います。