「ダビデの賛歌」
歴代志上29章10〜19節
今日の箇所はイスラエルの王ダビデが年老いて神の宮(神殿)を建てるための捧げ物をした時にささげた賛美が記されています。
(1)万有のかしら。
ダビデは最初に神様に感謝を言い表しました。人生を振り返ればダビデにとって必ずしも喜ばしいことだけが起こったのではありません。けれども主が「万有のかしら」としてすべてを最善に導いて下さったと信じて感謝しているのです。
(2)寄留者。
「われわれはあなたの前ではすべての先祖たちのように、旅びとです、寄留者です。われわれの世にある日は影のようで、長くとどまることはできません」(15)。
ダビデは自分自身ことをこの世においては寄留者であると言い表しました。アブラハムもそうでしたが天にあるふるさとを目指していたのです。
(3)正直を喜ばれる。
「わが神よ、あなたは心をためし、また正直を喜ばれることを、わたしは知っています。わたしは正しい心で、このすべての物を喜んでささげました」(17)。
ダビデは神様が正直(神様にまっすぐ向くこと)を喜ばれると告げました。ダビデは失敗することもありましたが必ず神様に立ち返って罪を言い表し悔い改めました。
私たちもダビデのように神様にいつも感謝し、天のふるさとを目指し、神様をまっすぐに見る者でありたいと願います。