「内側をきよめなさい」
ルカによる福音書11章23〜44節
(1)からだのあかり。
「あなたの目は、からだのあかりである。あなたの目が澄んでおれば、全身も明るいが、目がわるければ、からだも暗い」(34)。
イエス様はあかりのたとえを話されました。その中で何に目を留めるか、その人を明るくするか暗くするかを決めることを示されました。
(2)内側をきよめなさい。
「だから、あなたの内なる光が暗くならないように注意しなさい」(35)。
イエス様はパリサイ人を通して具体的に何を目に留めるべきか、留めてはいけないかを示されました。せっかくイエス様をお迎えしたにもかかわらずにパリサイ人はイエス様が律法の規定通りに食事前に洗わなかったことに目を留めました。私たちはそのように人を見るとき、その人の欠点や悪いところを心に留めやすい性質を持っています。そのように人を裁くとき、暗闇の中にいるのです。
「ただ、内側にあるものをきよめなさい。そうすれば、いっさいがあなたがたにとって、清いものとなる」(41)。
(3)義と神様に対する愛。
それに対してイエス様は「義と神に対する愛」に心を向けるように話されました。「義」とは誰でもイエス様によって神様の前に正しい者とされることを表しています(ローマ3:21)。そのようにイエス様によってすべての人が義とされることを覚えて他の人のためにとりなし、神様の愛の対象として認めていくことが教えられています。
私たちはイエス様に血潮によってきよめられて種を証しするものとされたいと願います。