「思いわずらうな」
マタイによる福音書6章25〜34節
(1)自分のいのちのことで思いわずらうな。
イエス様を信じていても思いわずらってしまう弟子たちのことを覚えて「思いわずらうな」と語られました。ここで特に「自分の命のことで思いわずら」うなと語られたのは、他の人のことを心配する余裕のない、今日食べる物や着る物に困っている人を覚えておられたからです。
イエス様は私たちの弱さを知って思いわずらうことはないよと示してくださっているのです。
(2)空の鳥を見よ。
イエス様は「空の鳥を見るがよい」、「野の花がどうして育っているか、考えて見るがよい」と語られました。私たちが普段顧みることがない小さい存在をもイエス様は心に留めてくださっているのです。
イエス様は私たちの一人一人の存在を覚えて必要な物を備えて下さる方なのです。
(3)神の国と神の義を求めなさい。
「まず神の国と神の義とを求めなさい。そうすれば、これらのものは、すべて添えて与えられるであろう」(33)。
イエス様はまず神様に目をとめるように教えられました。私たちが思いわずらいを主に委ねていくことで最善のものを受け取ることが出来るのです。
(4)あすのことを思いわずらうな。
「だから、あすのことを思いわずらうな。あすのことは、あす自身が思いわずらうであろう。一日の苦労は、その日一日だけで十分である」(34)。
どうしても私たちは先のことを考えて心配してしまう者です。今日生かされていることを感謝し神の国と神の義を求めて歩む者でありたいと願います。