鳥取信和教会
「主イエスの変貌」
ルカによる福音書9章28〜36節

(1)山での祈り。
 イエス様はいつも祈りを捧げられました。この箇所でもペテロ、ヨハネ、ヤコブを連れて山に祈りに行かれました(28)。神の子だから自分の思いが神様の御心にかなうとは思われずに、絶えず神様のみ声を求められました。

(2)主イエスの変貌。
 そこで神様は栄光を顕されました。イエス様が「祈っておられる間に、み顔の様が変り、み衣がまばゆいほどに白く輝いた」(29)。そしてモーセとエリヤが現れてイエス様と語り合いました。
 イエス様が栄光の姿に変わられて話し合ったことは「エルサレムで遂げようとする最後のこと」でした。「最後」と訳されている語は「エクソダス」で「出エジプト」を顕す語です。イエス様の悲惨と見える十字架の死が実は人々の罪をあがなう死であることを示したものです。

(3)これに聞け。
 「すると雲の中から声があった、「これはわたしの子、わたしの選んだ者である。これに聞け」」(35)。
 神様は「わたしの選んだ者」であるとイエス様を紹介しています。これはイザヤ42章1節から引用したものです。イエス様が人々を脅かす者ではなく、細きみ声をもって優しく導かれる方であることを表すものです。
 私たちは弟子たちのようにイエス様のみ声の前に静まって(36)御心を行う者とされたいと願います。
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