「主を待ち望む者」
イザヤ書30章15〜22節
(1)主に立ち返れ。
今日の箇所は、アッスリヤに対抗するためにエジプトを頼ろうとしているユダヤの人々に語りかけているものです。「あなたがたは立ち返って、落ち着いているならば救われ、穏やかにして信頼しているならば力を得る」(15)という神様の語りかけに対して信頼しきれず、エジプトの軍事力を頼りとしてしまう姿が描かれています(16)。私たちも神様を信じているようでいて、他のものを頼りとしてしまう弱さを持っています。
(2)主は立ち上がる。
「それゆえ、主は待っていて、あなたがたに恵を施される。それゆえ、主は立ちあがって、あなたがたをあわれまれる。主は公平の神でいらせられる。すべて主を待ち望む者はさいわいである」(18)。
けれどもその信じきれない人々を主が待っておられ、主の方から近づいて下さることが示されています。神様は主を待ち望む者としてなお私たちを招いて下さっているのです。主は、私たちの祈りを聞き必ず答えて下さるのです。
(3)師を見、言葉を聞く。
私たちが悩み苦しむ時、イエス様が共に負って下さるのです。「また、あなたが右に行き、あるいは左に行く時、そのうしろで「これは道だ、これに歩め」と言う言葉を耳に聞く」(21)。私たちはその主によって暗闇の中でも一歩ずつ歩むことが出来るのです。日々、主のみ声を聞いて歩む者でありたいと願います。