「今の時代の人々」
ルカによる福音書7章24〜35節
(1)道を整える者。
イエス様はバプテスマのヨハネを人々に紹介されました。イエス様は、ヨハネが神様の御言を語る預言者であり、御言の成就(マラキ3:1)を顕す者であり、偉大な人物であると証言されました。そして、イエス様(救い主)のために道を整えて人々を悔い改めに導く者であると示されました。
(2)神の国
「しかし、神の国で最も小さい者も、彼よりは大きい」(28)。これはヨハネが信仰者として足りない者であるといっているのではありません。ヨハネが旧約、律法を守ることによって救いを得ることを象徴し、イエス様が新約、イエス様を信じるだけで恵みによって救われる神の国が到来したことを顕しているからです。これは大切なことを教えています。私たちはただ恵みによって救われていることを忘れて、行いを誇るようにならないように気をつけねばなりません。
(3)今の時代の人々。
「また人の子がきて食べたり飲んだりしていると、見よ、あれは食をむさぼる者、大酒を飲む者、また取税人、罪人の仲間だ、と言う」。イエス様は結婚式や葬式ごっこ遊びに加わらない子どもたちにたとえて、何をしても悔い改めようとしない今の時代の人々(パリサイ人、律法学者)を示されました。私たちも御言をそのまま受け入れずに、自分の考えで読み取ってしまう弱さを持っています。私たちは幼子のように自分を低くして主に素直に聞き従う者でありたいと願います。