「聞いて行う者」
ルカによる福音書6章39〜49節
(1)兄弟の目にあるちり。
イエス様は、イエス様を信じる弟子たちが盲目にならないようにたとえ話を用いて警告されました。十二弟子たちは、イエス様から裏切り者がいると聞いたときに、自分たちの中で誰が一番偉いのか争いました(ルカ22:24)。十二弟子たちであってさえも、自分を義とし、他の人の欠点を大きくして見下す弱さをもっていました。私たちも変わりはありません。自分の弱さをイエス様の前に認めて悔い改める者でありたいと願います。
(2)口が語る。
イエス様は良い木は良い実、悪い木が悪い実を結ぶように、「心からあふれ出ることを、口が語るものである」と示されました。私たちが日々の歩みで神様や人に対して何を語り、どのような実を結んでいるかが問われているのです。私たちは神様を賛美する口をもって人をのろっていないでしょうか。
(3)聞いて行う者
「弟子はその師以上のものではないが、修業をつめば、みなその師のようになろう」(40)。イエス様は私たちに慰めの言葉を与えておられます。お前たちは駄目だと語られるのではなく、イエス様のようにしてくださると約束してくださっているのです。イエス様という岩の上に家を築いて、御言葉を聞いて行う者とされたいと願います。
「わたしのもとにきて、わたしの言葉を聞いて行う者が、何に似ているか、あなたがたに教えよう。それは、地を深く掘り、岩の上に土台をすえて家を建てる人に似ている」(47,48)。