鳥取信和教会
「十二弟子の選出」
ルカによる福音書6章12〜19節


(1)主イエスの祈り。

 イエス様は、十二弟子を選ばれる前に徹夜で祈りをされました。これは大切なことを教えています。イエス様は、神の子であるにもかかわらず、ご自身の思いや計画が、神様のみ旨に適うか導きを求めたのです。私たちもイエス様のようにいつも祈って神様の御心を求める者でありたいと願います。

(2)十二弟子の選出。

 イエス様は十二弟子を使徒として選ばれました。「使徒」とは「遣わす」を名詞にしたもので「派遣された者」を意味します。私たちの思いや力でイエス様を宣べ伝えるのではなく、イエス様の権威・力によって主を証しする者とされるということなのです。

 十二人を選んだ一つの理由は、イスラエルの十二部族に呼応するものとして新しい契約の民の中心となるためです。もう一つの理由は、十二弟子を選ぶことによって、どのような人々を主が選んでおられるか示すためです。十二弟子は、地方出身で、聖書の知識に富んだ人でもなく、人格的にも優れた人々ではありませんでした。イエス様は、無きに等しい者を、あえて選ばれたのです(Tコリント1:28)。イエス様を主、キリストとして迎える人々を選ばれたのです。私たちも日々、主イエス・キリストを心のうちに迎え、主を証しする者でありたいと願います。

Copyright©Tottori Shinwa church,all rights reserved.