ルカによる福音書5章33〜39節
(1)真の悔い改め。
イエスさまは「罪人を招いて悔い改めさせるため」に来られたと語られました。話を聞いたパリサイ人たちは、なぜ悔い改めているならば、「断食」し「祈」らないのかと尋ねました。そこでイエスさまは、ご自身を花婿として例え、「花婿が一緒にいるのに、婚礼の客に断食をさせることができるであろうか」と答えられました。真の悔い改めとはイエス様と何時も共にいることであると示されたのです。私たちも礼拝だけでなく、日々イエス様が共にいてくださることを覚えて歩む者でありたいと願います。
(2)新しい生き方
イエス様は、「新しい着物と古い着物」、「新しいぶどう酒と古い皮袋」の二つのたとえ話をされました。そして結論として「新しいぶどう酒は新しい皮袋に入れるべきである」(38)と語られました。「新しい着物」と「新しいぶどう酒」はイエス様の福音を示しています。「古い着物」と「古い皮袋」は律法や慣習を指しています。つまりイエス様の福音を今までの価値観で判断してはいけないことを示しているのです。
またイエス様は私たちが『古いのが良い』と考えると警告されています。私たちは、神様との関係や教会においても、今まで持っていたこの世の基準や価値観を持ち込みやすい性質を持っています。私たちも子どものようにイエス様の福音をそのまま受け入れるものでありたいと願います。